◎高岡市の開町４００年「食祭」に沸く　Ｂ級グルメ博が開幕　やきそば、餃子、コロッケ人気

　全国の名物料理を集めた「高岡Ｂ級グルメ博２００９」は３日、高岡市中心商店街で開幕した。地元の高岡コロッケや、富士宮やきそば（静岡県）、奥美濃カレー（岐阜県）など多彩な味が競演し、大勢の家族連れが詰めかけた会場は高岡開町４００年を飾る「食祭」の熱気に沸いた。

　高岡市や金沢市、富山新聞社などでつくる開催委員会が高岡開町４００年記念事業として企画。御旅屋通り商店街、万葉の杜広場、末広町商店街、ＪＲ高岡駅前広場、ウイング・ウイング高岡前広場周辺の５カ所に、露店を含めて約１２０店が並んだ。
　テントからは威勢のいい掛け声が飛び交い、人気店には順番待ちの長い列ができた。富士宮やきそばは、御旅屋通りとウイング・ウイング高岡前広場に出店したが、知名度の高さもあって終日列が途切れなかった。浜松餃子（ぎょうざ）（静岡県）や宇都宮餃子（栃木県）のテントでは、店員が汗だくで客をさばき、能登牛串焼き（金沢市）や四日市トンテキ（三重県）は午後２時過ぎには完売した。
　御旅屋通りでは高岡コロッケをはじめ、県内外の多彩なコロッケが並び、「コロッケのまち高岡」を発信。ウイング・ウイング高岡前では、富山ブラックラーメンや鹿児島黒豚ラーメンなどご当地ラーメンが味を競い、高岡駅前では奥美濃カレー、氷見カレー、各務原キムチ鍋（岐阜県）などが食欲そそる香りで客を呼び込んだ。ウイング・ウイング高岡横の道路には、たいやきや肉巻きおにぎりのキッチンカーが並び、カップルらが買い求めた。
　高岡Ｂ級グルメ博は４日も午前１０時から午後４時まで開かれる。

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