高岡コロッケ〜夢は揚げたて!富山新聞

本サイトは「富山新聞」掲載の記事を参考にしています。


【2008/11/04付】富山新聞掲載

◎高岡コロッケが最高賞 茨城県龍ケ崎市で全国コンテスト おいしさ、大きさ、高評価

富山新聞社などでつくる高岡コロッケ実行委員会は三日、茨城県龍ケ崎市で開かれた国民文化祭「食の祭典」に出店した。十一団体が参加した「全国まちおこしコロッケコンテスト」では、高岡コロッケが最高賞のグランプリを獲得した。

 コンテストは「食の祭典」のメーン行事で、来場者の投票でグランプリを決定する。高岡コロッケ実行委からはインサイト(高岡市)の高岡大仏コロッケが販売され、用意した五百個が完売した。
 地元龍ケ崎市のまいんコロッケや、海軍コロッケ(青森県むつ市)、ひだコロッケ(岐阜県飛騨市)などを抑えての栄誉で、味だけでなく直径十四センチのジャンボサイズという独創性も評価された。
 高岡コロッケ実行委では、高岡市が開町四百年を迎える来年にコンテストを実施する構想を立てている。グランプリ獲得は全国区の「コロッケのまち」となったことを示したといえ、大きな自信となった。
 「食の祭典」では高岡市観光協会が日本海高岡なべ祭りのなべ料理も出品した。本ズワイガニの入った鍋に金箔をまぶした「富山湾金箔かに鍋」を販売したところ、約三百食が完売した。
 高岡コロッケと富山湾金箔かに鍋を味わった埼玉県川口市の主婦本間和子さん(66)は「茨城で高岡の味に出会えるとは思わなかった。来年の開町四百年には訪れたい」と話した。

●「三コロ会」交流に意欲
 橘慶一郎高岡市長は「食の祭典」会場で、串田武久龍ケ崎市長、宮下順一郎むつ市長と懇談し、「コロッケのまち」をうたう三市の交流を確認した。
 高岡市と龍ケ崎市、静岡県三島市は「三コロ会」を結成することで合意している。むつ市の宮下市長は「今後いろいろなところに出かけていきたい」と三コロ会との交流に意欲を示した。
 橘市長は「互いのまちおこしの手法を学び合いながら、食育の分野にもコロッケの取り組みを広げていければうれしい」と話した。

●利長くんも一役 開町400年をPR
 高岡商工会議所青年部は同日、会場で高岡開町四百年をPRした。鎌谷隆一会長と企画委員会の山田晴彦委員長ら十三人が、そろいの陣羽織姿で、高岡御車山祭や高岡七夕まつり、高岡万葉まつりなどのイベントを紹介。開町四百年記念事業マスコットキャラクターの「利長くん」とともに開町四百年記念事業への来場を呼びかけた。

来年の開町400年をPRする高岡商工会議所青年部