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児童が考案したゆるキャラ「丸コロ君」 =高岡市成美小 |
高岡市成美小の5年生は、市のご当地グルメ「高岡コロッケ」を使ったふるさと学習に取り組んでいる。これまでに高岡コロッケのゆるキャラを作ったほか、オリジナルコロッケの開発も進めている。2015年の北陸新幹線開業に向けて高岡をPRし、地域の活性化と知名度向上につなげる。
児童は昨年5月から総合学習の一環で、約80人が食や観光などテーマごとに5グループに分かれ、高岡の良さや魅力を発掘する活動を行っている。食を利用した町おこしを目指すグループ「おいしい高岡盛り上げ隊」は、高岡コロッケと地場産野菜を使った弁当を題材に選んだ。
おいしい高岡盛り上げ隊のうち、高岡コロッケを扱う児童はゆるキャラ「丸コロ君」を考案した。体はこんがりきつね色に揚がったコロッケで、頭には「コロッケ」の文字が入った鉢巻きを締め、エプロンを着けている。エプロンのポケットには「高岡」と記した。
児童は高岡コロッケ加盟店の丸長精肉店(高岡市あわら町)を見学し、取材や試食を通してコロッケに理解を深めた。唐辛子入りのオリジナルコロッケ「スパイスコロッケ」の開発にもあたり、3学期に試作して販売を予定している。加納圭太君(11)は「こだわりを持ってコロッケを作っている人が高岡の一番の宝物だと感じた」と話した。
盛り上げ隊では野菜も栽培しており、「新幹線弁当」の開発も進めている。車両の形をイメージして地場産野菜を盛り付けた弁当で、織田理吏花さん(11)は「この学習を通して、地域の方の優しさや高岡の良さを再確認することができた」と話した。