高岡コロッケ〜夢は揚げたて!富山新聞

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【2009/01/10付】富山新聞掲載

◎高岡と愛知県・一宮が食交流 コロッケとモーニング競演 きょうから高岡なべ祭り 両商工会議所青年部が調印 

 高岡商工会議所青年部と愛知県の一宮商工会議所青年部による、食の交流が実現することになった。十、十一日に高岡市で開かれる「日本海高岡なべ祭り」に両青年部が参加し、高岡商工会議所青年部が考案した高岡コロッケを、豪華な品ぞろえで知られる一宮のモーニングサービスに添えて提供する。
 なべ祭りでは、高岡コロッケ実行委員会による「高岡コロッケ横丁」が高の宮通りで行われ、横丁に近い場所で一宮モーニングが振る舞われる。
 一宮商工会議所青年部は、低価格でメニューが豊富な一宮のモーニングサービスを地域活性化に役立てようと、二〇〇七年から「一宮モーニング博覧会」を開催しており、高岡での出展は県外初となる。高岡コロッケと一宮モーニングの競演は、地元の食を紹介し合おうと、高岡商工会議所青年部の鎌谷隆一会長が発案した。
 コロッケは、赤あんと白あんが入った高岡商工会議所青年部オリジナルの「紅白コロッケ」。地元の藤田製餡(あん)所のあんを中に入れ、天狗乃肉林本店がジャガイモと衣で包んで一口大に仕上げた。トーストと卵料理、マカロニサラダ、デザートにコーヒーを付けた、一宮商工会議所青年部の「一宮モーニング」にコロッケを添えて振る舞う。
 九日夜、高岡商工ビルで開かれた友好提携調印式には、一宮商工会議所青年部から森幹昇会長ら十人が出席。高岡の鎌谷会長が「両市の連携をさらに深め、自己と地域の成長につなげたい」、一宮の森会長が「双方が切磋琢磨(せっさたくま)して産業振興に努めていきたい」と語った。

●開町400年祝うコロッケ登場
 高岡商工会議所青年部は、日本海高岡なべ祭りに合わせ、開町四百年を記念した「チキンコロッケ」を発売する。同青年部と天狗乃肉林本店が考案したもので、さくさくの衣の中に鳥肉のつくねが入っている。
 二日間で計八百個を販売する。

友好提携に調印後、握手する鎌谷会長(手前右)と森会長(同左)=高岡商工ビル
日本海高岡なべ祭りに登場する紅白コロッケとチキンコロッケ=高岡市佐野の天狗乃肉林本店