高岡コロッケ〜夢は揚げたて!富山新聞

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【2007/02/09付】富山新聞掲載

◎「コロッケのまち」「世界遺産登録」など、38項目の事業了承 高岡市中心市街地活性化計画 4数値目標も設定へ

 高岡市中心市街地活性化基本計画検討委員会の第三回会合は八日、市役所で開かれ、「コロッケのまちづくり」や「近世高岡の文化遺産群」を世界文化遺産に登録する取り組みなど三十八項目の事業を了承した。観光客入り込み数、居住人口など四項目の数値目標を設定することも決まった。
 「コロッケのまちづくり」は昨年六月に発足した高岡コロッケ実行委員会が中心になって進めており、こうした民間の活動を支援し、高岡のイメージアップを図る。「近世高岡の文化遺産群」は暫定リストの選定で継続審議となっており、登録を目指す取り組みを強化する。
 了承された三十八項目の事業は▽景観形成▽歴史文化遺産の保存と活用▽高岡らしい生活空間の提供―に大別され、市ではこれを基本に個別事業の選定を進める。最終的には百件程度に上る見込みで、次回会合で決定する。
 計画区域については、▽旧計画と同じ百五十ヘクタール▽居住人口の増加を目指す「まちなか居住支援制度」の対象地域をすべて取り込んだ三百三十二ヘクタール▽主要観光スポットの金屋町も含めた三百四十三ヘクタール―の三案が示された。
 しかし、拡大した地域に支援制度以外の事業を配置できるのかといった懸念が委員から示され、結論を次回会合に持ち越した。
 次回会合は三月二十七日に開かれ、最終案を決定する。市はこれを受けて国との事前協議を行い、六月にまとまる総合計画との整合性を取った上で国に認定を申請する。

計画に盛り込む事業内容や計画区域について話し合う検討委員会メンバーら=高岡市役所