高岡コロッケ〜夢は揚げたて!


高岡コロッケ物語

◎新年コロッケ物語 高岡の思い出

 

涼風真世(女優) あの揚げたての味、今も


【2007年1月1日掲載】

 小学生の頃、私が住んでいた伏木。当時、私の父は十條製紙に勤めており、社宅に住んでいました。その社宅のそばにお肉屋さんがありました。
 当時はよく母にお使いを頼まれました…。冬の寒い日、いつものようにお使いへ。
 でも、その日はお肉だけではなく、”コロッケ”もお使いメニューに入っていたので私の心はルンルンルン! 注文してからその場で揚げてくれるコロッケの味は、何物にも替えがたいものがありました。
 コロッケの美味(おい)しいにおいが私の五感を刺激し、その日は寒さも忘れて顔が自然にほころび、ニヤニヤしながら家まで帰った覚えがあります…。
 今思い出してもよだれが出そうなほど美味しかったあのコロッケ。今度、高岡に戻ったら、懐かしいコロッケとの”再会”が楽しみ。全国に自慢できる「高岡コロッケ」を応援します。

すずかぜ・まよ 宮城県生まれ。小学校3年から高校2年まで富山県で過ごす。1981(昭和56)年、宝塚歌劇団入団。93(平成5)年に同劇団を退団後、女優としてテレビや舞台で活躍。現在、世界で初めてのミュージカル「マリー・アントワネット」で主演を務める。