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コロッケ相互で販売 高岡市と茨城県龍ケ崎市 日本一の味で販路拡大

握手をして結束を確かめる高橋市長(中央)ら3市の代表者=高岡市内の飲食店
万葉の里高岡で販売する龍ケ崎まいんコロッケ
高岡コロッケが販売されるチャレンジ工房どらすて=茨城県龍ケ崎市

 ご当地コロッケを通して交流を進めている高岡市と茨城県龍ケ崎市のコロッケが8月から、両市の商業施設で販売される。高岡コロッケは2013年の「第1回全国コロッケフェスティバル」でグランプリを獲得、龍ケ崎コロッケは14年の「第2回ご当地メシ決定戦」で優勝しており、それぞれ日本一に輝いた実績のあるコロッケで販路拡大を狙う。

 龍ケ崎市は同市商工会女性部を中心に、手作りコロッケで街おこしに取り組んでいる。現在は、茨城県名産のローズポークの角煮やサツマイモ、カボチャなどを材料に12種類のコロッケを作り、同市商店街のコミュニティー施設「チャレンジ工房どらすて」で販売を展開している。

 高岡コロッケはチャレンジ工房どらすてで販売され、「富山ブラック」や「しろえび」など、富山の海の幸を味わってもらう。高岡市の道の駅「万葉の里高岡」では龍ケ崎コロッケを販売する。同道の駅のフードコートでは揚げたての高岡コロッケを提供しており、両市自慢の味を並べる。

 高岡市は08年からコロッケで交流していた龍ケ崎市が11年3月の東日本大震災で被災した際、震災翌日に給水車を出動させた。友好関係は深まり、チャレンジ工房どらすてには、高岡市の観光ポスターや特産品などが飾られている。


●懇親会、絆強化誓う フェス前に「三コロ会」

 「第6回全国コロッケフェスティバルin高岡」の開催を翌日に控えた23日は、高岡駅ビル「クルン高岡」地下街の飲食店で、高岡市と龍ケ崎市、静岡県三島市で組織する「三コロ会」の懇親会が開かれ、食を生かした絆の強化を誓い合った。

 高岡市の高橋正樹市長は「仲良くスクラムを組んで続いているのはうれしい。新たな展開をコロッケフェスティバルでつくりたい」とあいさつし、三島市の小坂寿男副市長、龍ケ崎市の宮川崇産業経済部長と握手した。

 高岡コロッケ実行委員会は今後、三島市とも相互販売を検討していく。

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