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「高岡コロッケ」の人気健在 第4回フェス ブースに長い列 「まろやか」「風味いい」

コロッケを買い求める客でにぎわった高岡のブース=茨城県龍ケ崎市

 高岡コロッケの人気は健在だった。2日、茨城県龍ケ崎市で開かれた「第4回コロッケフェスティバル」(富山新聞社など後援)では、高岡のブースに販売開始から長い列ができ、海の幸を盛り込んだコロッケを買い求める人で混雑した。来場者からは「まろやかでうまい」「風味がいい」との声が聞かれ、関係者は「引き続き、コロッケを通じて高岡をPRしたい」と意気込んだ。

 「コロッケを買うのに、こんなに並んだのは初めて」。強い日差しが照り突きつける中、高岡コロッケを買うため、30人ほどの列に加わった茨城県つくば市の岡田きみいさん(65)は汗をぬぐいながら、こう話した。コロッケを口にし「エビの香りが広がって、おいしい」と感想を述べた。

 高岡コロッケは第1回フェスでグランプリを獲得しただけに人気が高く、ブースには終日、多くの人が訪れた。今年はイカ墨とチャーシューを練り込んだ「ブラック」、とろろ昆布入りの「ホワイト」といった定番品のほか、ます寿しやシロエビを具材としたコロッケを初めて並べた。

 来場者の評価は上々で、高岡コロッケを初めて味わった茨城県取手市の宮崎辰男さん(76)=高岡市出身=は「カリッと揚がった食感がいい。味は抜群だ」と納得の表情。茨城県牛久市の坂本悠莉さん(7)、悠帆ちゃん(4)の姉妹は「とろっとして、お菓子みたい」と笑顔を見せた。

 富山からは高岡市商工会青年部が初出展し、イノシシ肉を使った「ボアコロッケ」を販売した。各ブースでコロッケを購入した人には、コンテストの投票券が配られた。

 この日、高岡のブースでコロッケを揚げ続けた山崎秀太さん(23)は3位という結果に「販売数も伸びていただけに残念だ。来年はリベンジする」と話した。

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