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自慢の味に笑顔 日本一に「北海道男爵」 高岡市で全国コロッケフェスティバル

あつあつのコロッケを頬張る来場者=高岡テクノドーム
コロッケを味わう三コロ会の代表者と橘衆院議員

 「ブランド牛を使いました」「特産品をどうぞ」。第3回全国コロッケフェスティバルin高岡が開かれた22日、高岡テクノドームには自慢のコロッケを売り込む声が飛び交った。来場者は列をつくってご当地の味を買い求め、あつあつのコロッケを頬張り、笑顔が広がった。


富山市大町の会社員小倉一峰さん(36)は「全国のコロッケが集まるなかなかない機会。凝ったコロッケを楽しみたい」と笑みを浮かべ、高岡市長慶寺の西島茉依さん(11)、怜さん(8)姉妹は「初めて食べる味ばかり」と喜んだ。
 福島県から「滝根カレーコロッケ」で参加した滝根町商工会女性部の二瓶恵美子部長(55)は「何度も買いに来てくれる人もいた。高岡の『コロッケ愛』に驚いた」と感心した様子で話した。
 来場者の投票によるコンテストでは、コロッケ倶楽部(札幌市)の「北海道男爵コロッケ」がグランプリに輝いた。早坂新司マネジャー(33)は「評価していただけてありがたい。北海道の味を全国に広めていきたい」と喜びを語った。
 準グランプリにはホタテを使った五十集屋(いさばや)コロッケ(岩手県)、3位に播州(ばんしゅう)室津牡蠣(かき)クリーミーコロッケ(兵庫県)が選ばれた。来場者の注目を集めたコロッケには特別賞が贈られた。
 フェスティバルの様子は23日午後6時台の富山テレビ放送「みんなのニュース チャンネル8」で放映される。

高岡商高のコロッケを求めて列をつくる来場者
高龍コロッケの魅力を伝える高岡龍谷高生徒
表彰を受けて笑顔を見せる出店者

◇特別賞▽高岡市長賞 龍ケ崎コロッケ(茨城県)▽高岡商工会議所賞 ザク旨コロッケ(高岡市)▽高岡市観光協会賞 長崎和牛メンチコロッケ(長崎市)


●三コロ会をPR

 「三コロ会」のPRタイムでは、高橋正樹高岡市長が「ここは北陸新幹線に一番近い会場。新幹線を活用し、3市の市民間交流も進めてほしい」とあいさつした。龍ケ崎市の中山一生市長、三島市の中村正蔵副市長もそれぞれの地域の魅力を伝え、参加者に各市ゆかりの記念品が贈られるジャンケン大会も行われた。  橘慶一郎衆院議員も会場を訪れ、高橋市長らとともにコロッケを味わった。


●高岡商高と高岡龍谷高生も奮闘

 会場には高校生の元気な声も響いた。高岡商高は昆布や豆腐を使ったヘルシーな「高商 焼きコロッケ」、高岡龍谷高はさやインゲンや里芋、氷見牛など多彩な材料を使った「氷見牛さとゴロ高龍コロッケ」で特別参加し、いずれも終了時間前に売り切れとなった。

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