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新作コロッケ完売 高岡市・横丁最終日 中心部に人の流れ

大勢の家族連れでにぎわう高岡コロッケ横丁=高岡市御旅屋町

 高岡市御旅屋町のメルヘン広場で開かれた高岡コロッケ横丁は最終日の11日、大勢の来場者で活気づいた。新登場のイノシシ、トリュフのコロッケなどが初日に続いて好評で、イベント終了時間を前に次々と完売。ご当地の味覚は、中心市街地に家族連れを呼び込み、人の流れとにぎわいを生み出した。

 新作コロッケを目当てに家族で訪れた高岡市五十里の磯部美伽さん(12)は、トリュフコロッケを味わい「クリーミーであっさりしていておいしい」と話し、会社員の父厚志さん(43)はイノシシコロッケを頰(順の川が峡の旧字体のツクリ)張り「肉がしっかり入っていて力強い味わいだ」と語った。  揚げたてを求め、土産として大量に買い込む姿も見られた。家族3人で訪れた金沢市松村6丁目の出口楓乃(かの)ちゃん(3)はホワイトコロッケを口にし「サクサクでおいしい」と顔をほころばせた。
 県外からは岐阜県飛騨市のひだコロッケ本舗が「飛騨牛コロッケ」を提供した。高岡中心部の6会場で催された日本海高岡なべ祭りでは海鮮シチュー鍋など25種類の鍋料理がそろい、個性豊かな味が販売された。
 食の集客力は、高岡駅ビル「クルン高岡」やウイング・ウイング高岡にも波及した。会場では手作り雑貨などの展示販売イベント「ホーウルウルの森」や、高岡出身の5アーティストが出演したライブなどが行われ、駅一帯がにぎわった。
 高岡コロッケ横丁は、富山新聞社などでつくる高岡コロッケ実行委員会が主催した。

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