高岡コロッケ〜夢は揚げたて!富山新聞

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【2008/03/11付】富山新聞掲載

◎コロッケアートで誘客 高岡駅地下街、再生へ 市民から絵や写真募る 富大生ら5月に企画展

 高岡コロッケを絵や写真で表現した作品を、広く市民から公募する「コロッケアート展IN高チカ」が、五月にもJR高岡駅地下街で開催される。高岡市にキャンパスがある富大芸術文化学部の学生が、高岡の食の新名物をにぎわい創出の切り札に選んだ。だれもが親しみのあるコロッケを芸術のテーマにすることで、多くの人を呼び込み、駅地下街再生の起爆剤にする考えだ。
 建築やデザイン、文化マネジメントなどの専攻分野を、高岡のまちづくりに生かそうと活動する団体「fuNhouse(ファンハウス)」の二十一人が企画した。メンバーの多くは県外出身者だが、駅地下街のかつてのにぎわいを取り戻そうと、店の魅力を伝えるポスターやポストカードの制作に取り組んできた。
 一九六〇年代に誕生した高岡ステーションビル地下街は、ビルとともに北陸随一の規模を誇ったが、近年は郊外の大型店進出で人通りはまばらとなった。一方で、昨年には富大芸術文化学部の学生や教授らの作品を紹介する「駅地下芸文ギャラリー」が開設されたほか、老舗ライブハウス「もみの木ハウス」が駅地下街で再開するなどの動きも見られる。
 コロッケアート展は、幼稚園児や一般市民から、コロッケをテーマにした平面デザインを募る。コロッケにまつわる思い出やコロッケから発想するイメージなど、自由で多彩な表現で駅地下街を彩る。
 JR高岡駅と末広町商店街を結ぶ地下街のメインストリートではなく、あえてコの字形の通路を展示会場に選び、新たな人の流れを生みだすことで回遊性を高める。高岡御車山(みくるまやま)祭や大型連休など、観光客の増える五月の開催を予定する。
 fuNhouse代表で富大芸術文化学部造形建築科学コース二年の坪井寛さん(21)は「駅地下街には老舗や新たな名所など魅力も多い。地下街に足を運ぶ人を増やしたい」と意欲を語る。コロッケアート展を担当する同学部文化マネジメントコース一年の加藤浩貴さん(19)は「コロッケは庶民的で身近な媒体。五感を刺激するような芸術作品を期待したい」と話している。

コロッケアート展を企画する坪井代表(右)と加藤さん=高岡市のJR高岡駅地下街の「駅地下芸文ギャラリー」