高岡コロッケ〜夢は揚げたて! 富山新聞

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【2006/10/09付】富山新聞掲載

◎高岡の魅力を再発見 5コース、思い思いに満喫 高岡商工会議所青年部40周年 市民らが「まちあるき」

 高岡商工会議所青年部の四十周年記念特別事業「まちあるき」は八日、高岡市内の五コースで行われ、参加者は山町筋や瑞龍寺などを回り、ふるさとの魅力を再発見した。
 青年部員と市民合わせて約二百人が参加し、高岡古城公園から高岡大仏を経て山町筋を巡る「町並み・山町筋」コースをはじめ、「町並み・金屋町」「瑞龍寺」「勝興寺」「福岡」の各コースを歩いた。
 高岡商工ビルを出発した参加者らは、観光ボランティアガイドの案内で普段は見落としがちな高岡の伝統が息づく歴史遺産や名所を見て回った。参加者からは「高岡の素晴らしさがあらためて感じられた」などの感想が聞かれた。
 昼食の後、「たかおかミーティング」と銘打ち、菅野克志青年部会長と橘慶一郎市長、渡辺康洋富大教授が「もてなしの心」をテーマに意見交換した。
 菅野会長は「魅力を外に伝えなければ活性化につながらない」と述べ、橘市長は「開町四〇〇年に向けて高岡の魅力を発信する取り組みを進めたい」と話した。

●お昼ご飯は高岡コロッケ 新名物に舌鼓
 「まちあるき」の昼食には、市、高岡商工会議所、富山新聞社などでつくる「高岡コロッケ実行委員会」が高岡の新名物として提唱するコロッケを添えたカレーライスが振る舞われた。
 各コースから戻った参加者らは、商工ビル二階ホールでカレーライスの昼食を取った。コロッケはホール入り口のテーブルに店ごとに並べられ、参加者らは好みのコロッケをカレーに乗せて舌鼓を打った。
 同商工会議所では百十周年記念事業の一環として「高岡コロッケ」の発信に取り組んでおり、参加者らは新たな活性化の試みに理解を深めた様子だった。

カレーライスの上にコロッケを乗せてもらう参加者ら=高岡市の高岡商工ビル
土蔵造りの町家が残る山町筋を歩く参加者ら=高岡市木舟町