本サイトは「富山新聞」掲載の記事を参考にしています。
高岡市駅南地区の「夢ねがい七夕まつり」で六日、名物として売り出し中の高岡コロッケを提供する「コロッケ横丁」が初めて会場に出店し、夕涼みで訪れた家族連れらの人気を集めた。目と鼻の先にある国宝瑞龍寺では、開催中のライトアップに合わせて越中おわらが境内で披露され、石川県から訪れたツアー客などでにぎわい、まちづくりにかける市民の熱意とアイデアが真夏の高岡を一層盛り上げた。
「コロッケ横丁」には、高岡コロッケ実行委員会で作成した「高岡コロッケ」のロゴマークが入ったオレンジ色の幟旗(のぼりばた)が掲げられた。実行委メンバーでもあるインサイト(高岡市)が名物コロッケとして開発した二種を販売。若者や家族連れが次々と買い求め、用意した約四百個を完売した。
インサイトは「コロッケ横丁」に向け、チーズ、和牛、里芋の三種の小型コロッケを串に刺した新作の「高岡三味コロッケ」と、ピーナッツや味噌を入れたオリジナルソースを開発。ジャガ芋と鶏肉が入った、長さ十四センチの「高岡大仏コロッケ」と共に売り出した。
妻、子供と一緒にまつりに訪れ、高岡三味コロッケを食べた射水市小島の大林和哉さん(34)は「見た目もかわいらしく、子供も欲しがるのではないか。サトイモ味がおいしかった」と話した。
高岡コロッケ実行委員会は、高岡市、高岡商工会議所などで組織し、コロッケを名物とした高岡の町おこしを提案している。十二日の「金沢ゆめ街道」(北國・富山新聞社特別協力)にも「コロッケ横丁」を出店する計画としている。